出産後の手続きとひとり親のための手当まとめ

子育て・レジャー

出産後には、さまざまな手続きがあります。
なかには期限があるものもありますので確認しておきましょう。
住む地域によって持ち物が違う可能性もあるので注意してください。
今回は横浜市をモデルにしています。

出生届

戸籍課にて、出生届を出します。

赤ちゃんが生まれた日から数えて14日以内に提出します。

◾️持参するもの

  • 出生届
  • 母子健康手帳
  • 印鑑

健康保険加入の手続き

保健年金課

国民健康保険の場合

社会保険の場合

勤務先、健康保険組合、全国健康保険協会、共済組合

※出産育児一時金…直接支払い制度等が利用できます。
詳しくは、出産予定の病院へお問い合わせください。

出生連絡票

母子健康手帳についているハガキを必ず提出または郵送します。

児童手当

中学校修了までのお子さんを養育する家庭に、支給される手当。

0歳以上3歳未満月額15000円
3歳以上小学生以下 第一子・第二子月額10000円
3歳以上小学生以下 第三子以降月額15000円
中学生月額10000円

※申請しないと支給対象になりません。
 出生日翌日から15日以内に申請しましょう。
 遅れた場合はさかのぼって支給はされません。

※児童を養育している方の所得が所得制限額以上の場合、
 特例給付金として月額一律5000円を支給します。

小児医療費助成

健康保健に加入しているお子さんが医療機関に受診した場合、保険診療の自己負担部分が助成されます。
※1歳から所得制限あり

【入院】中学生まで助成
【通院】中学卒業

※小学4年生から中学3年生のお子さんについては、通院1回につき500円までの窓口負担があります。

ひとり親のための 児童扶養手当

◾️支給要件

日本国内に住所があって、次のいずれかに該当する児童(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者、又は20歳未満で政令の定める程度の障害の状態にある者)を監護している母、父、又は、母もしくは父に代わって児童を養育している人(養育者)が、児童扶養手当を受けることができます。

◾️支給額

児童数全額支給一部支給
児童1人のとき42,910円42,900円~10,120円
児童2人のとき10,140円を加算10,130円~5,070円を加算
児童3人以上のとき3人目以降1人につき
6,080円を加算
6,070円~3,040円を加算

奇数月に支給されます。
11、12月分 ⇨1月
1、2月分  ⇨3月
3、4月分  ⇨5月
5、6月分  ⇨7月
7、8月分  ⇨9月
9、10月分  ⇨11月

児童扶養手当は、前年の所得 に応じて、手当の全額を支給する
…全部支給
一部のみを 支給する
…一部支給

例えば、お子様1人の場合は、 収入ベースで130万円から160万円になります。

扶養する 児童等の数全部支給となる所得制限限度額
(受給資格者本人の前年所得)
収入ベース(H30.8~)所得ベース(H30.8~)
0920,000490,000
1人1,300,000870,000
2人1,717,0001,250,000
3人2,271,0001,630,000
4人2,814,0002,010,000
5人3,357,0002,390,000

※8月に現況届を提出
※さかのぼっての申請はできません

児童扶養手当を受給されている場合、JRの通勤定期乗車券を3割引で購入できます。

JR通勤定期割引

児童扶養手当受給者及びその方と同一世帯員で、JR通勤定期乗車券を必要とする方
※通勤以外の定期乗車券は対象になりません。

1.「特定者資格証明書」の交付申請を行ってください。
<申請に必要なもの>
(1)児童扶養手当証書(有効期限内のもの)
(2)割引を受ける方の証明写真
(6か月以内に撮影した正面上半身の写真で縦3cm×横2.4cmのもの)
(3)印鑑

2.「特定者用定期乗車券購入証明書」の交付申請を行ってください。
<申請に必要なもの>
(1)上記1で交付された「特定者資格証明書」
(2)印鑑

※上記1と2の手続は同時にできます。
※各証明書の有効期間
(1)特定者資格証明書:発行日から1年
(2)特定者用定期乗車券購入証明書:発行日から6か月
(ただし、特定者資格証明書の有効期間を超えることはできません。)
※特定者資格証明書の有効期間経過後に、JR通勤定期券を購入する場合は、再度、申請が必要です。

3.JRの駅の窓口で、上記1、2の証明書を呈示・提出し、定期券を購入してください。
(1)特定者資格証明書(呈示が必要)
(2)特定者用定期乗車券購入証明書(提出が必要)

バス・地下鉄の特別乗車券

児童扶養手当受給世帯・母子生活支援施設入所世帯の方に、市バス・民営バス(ただし、市外で乗車し、かつ降車する場合を除く)・市営地下鉄・金沢シーサイドラインの無料特別乗車券が交付されます。利用者は世帯で1名に限られます。

1.児童扶養手当証書又は母子生活支援施設所長が発行する在所証明書
2.特別乗車券を利用する方の写真(上半身・正面・無帽、縦3cm×横2.4cmのもの)

水道代の減免

ひとり親家庭医療費助成を受けている家庭で、水道・下水の基本料金相当の減免が受けられます。

粗大ゴミ処理手数料の減免

ひとり親家庭医療費助成を受けている家庭は、粗大ゴミの処理手数料が最大4個まで免除となります。
区切りは4月から翌年3月までとなっています。

医療助成制度

健康保険に加入している母子家庭、父子家庭などのひとり親家庭等の方が、病気やけがでお医者さんにかかった場合、一部負担金を市が代わって負担する制度です。
対象となる方には、福祉医療証が渡されます。