「愛犬の口の臭いが臭い」「歯石が見るからについている」など、年をとると口内環境が悪くなってきますよね。
歯石や歯垢がついているとさまざまな病気を誘発する事態となってしまいます。
そこで我が家の愛犬もかなり迷いましたがthirdオピニオンまでして手術を決意。
そこで今回の記事では
☑︎歯石・歯垢がついてるとどうなる?
☑︎歯石除去の方法
☑︎実際のBefore afterの写真
について書いています。
歯石とは?犬に歯石や歯垢が付いているとどうなる?
そもそも歯石とは、口の中の細菌とその細菌の代謝によってできたり、歯に付着した食べかすなどが細菌となって固まったものです。
犬のお口の中は虫歯ができにくいですが、歯周病を引き起こしやすいと言われており、悪化すると顎の骨を溶かしたり、菌が体にまわってしまうことがあります。
そういったリスクから、口内環境を整えてあげることがとても大切です。
歯石は歯ブラシでは取れない?
歯垢は歯ブラシで十分防げますが、歯石まで進んでしまうと歯ブラシではなかなか取れません。
なので全身麻酔をして、超音波ケーラーという細かい振動と水圧で歯石や歯垢を除去するほかないのです。
では、どんな状態になったら手術をすると良いのか?
今回我が家の愛犬が手術を行うと決めた理由を参考にしてみてくださいね。
・全身麻酔にあたり、心臓の状態(異音など)や血液検査に問題がなかった」
・足の関節を痛めているので無麻酔での施術はリスクがあるため
・歯石がまた少なく、料金や時間が少なく済むため
・12歳のため、歯石除去を最後にするため
・口臭がきつい、口内が粘ついているため
これらのことから、今回全身麻酔での歯石除去を行うことを決めました。
歯石除去はしてよかった!その理由は…?
具体的に歯石がついているとどうなっていくのか気になりますよね。
犬の病気予防以外にもたくさんのメリットがあるので、実際に歯石除去をしてみて変わった事を書いていきます。
犬の口臭がなくなる
昔と比べて口臭がきつい!と感じませんか?
歯石除去をしてみると、驚く程口の臭いがなくなりました。
「老犬」になったから…と気にしない人も多いようですが、こんなにも臭いがしないのならあきらめずに手術してよかったと思いました
歯磨きを嫌がらなくなった
手術するまでは歯磨きを全拒否していた我が家の愛犬。
口を触ろうとすると嫌がる事もしばしば……。
そのせいもあって歯磨きはほとんどできていませんでした。
手術後から全く嫌がらなくなり、家族全員驚愕…。
歯石が溜まると歯茎に炎症が起こる事もありますが、大きな炎症がないだけで実は痛かったのかな…と思います。
子どもの肌荒れが減った
実は子どもの顔がパンパンに腫れてしまった事があり、その時には
・手をペロペロされた
・犬が舐めた物を触った
といった事があったのです。
歯石には細菌が多くおり、人間に害のあるものもあります。
そういった細菌が人間の肌荒れを起こしてしまうので、犬のお口を清潔にする=人間を守ることにもつながるので覚えておきましょう。
全身麻酔は必要?無麻酔の歯石除去は危険?
全身麻酔の「目が覚めなかったら…」というリスクが気になり、無麻酔の歯石除去についても聞いてみました。
獣医さんは「無麻酔は全身麻酔よりリスクが多く、歯石が取りきれない」という反応でした。
ではどんなリスクがあるのか見ていきましょう。
歯石が取りきれない
今回、我が家の愛犬が歯石除去をする目的としては「将来歯を抜かなくて済むようにすること」「歯周病を防ぐこと」でした。
無麻酔の歯石除去では歯茎の中まで掃除することはなかなかできないため、歯周病予防になりません。
暴れて怪我をする可能性も
使用する器具は先端が尖っているものもるため、動いてしまってキズをつけてしまったりすることがあります。
歯周病にかかってしまってる動物の場合、顎の骨がもろくなってしまっているため引っ張ったり押さえつけたりすることで骨を損傷してしまうリスクもあります。
また、動いてしまうことで歯の表面を傷つけてしまいすぐに歯石や歯垢がついてしまうので根本的な解決にならないそう。
細菌が体内に入ってしまう
施術中に犬がむせたりなどで歯石を飲み込んでしまうと肺炎になってしまうリスクがあります。
歯石は細菌の塊なので気管などから入ってしまわぬよう、保護して手術を行うという観点からも全身麻酔がオススメされます。
麻酔をしないからといって安全というわけではないんですね…
歯石除去の実際の写真
実際に歯石除去のBefore afterの写真を見てみましょう。
手術前の写真
歯石が固まっていて、歯茎が若干腫れています。
手術後の写真
正直こんなに歯石が付着していたなんて…と驚きでした。
黄色みも取れ、かなり清潔です。
全身麻酔の手術の様子〜術後の様子
実際にどんな風に進んだのか、タイムテーブルを書き出してみようと思います。
- 10:00 術前検査
心臓や血液など、今一度検査します。 - 13:00 手術開始
- 14:00 手術終了
- 15:40 目がさめる
- 11:00 翌朝、お迎えに行く
※一晩かけて点滴をして体力の回復をします
抜歯は一本もなく、簡単に済みました
全身麻酔の歯石除去、費用はいくら?
全身麻酔となると費用もお高いのは確か。
簡単に今回かかった費用をだしていきたいと思います。
- 血液検査、心臓の検査(エコーなど)
→5000円 - 手術の費用
→11万前後
抜歯した場合、プラス抜いた本数分の費用が加算 - 翌日の受診、検査費用
→5000円
これに保険分を引きます。
我が家の加入保険では手術は一回10万円負担してもらえるので、自己負担は2万円程となりました。
大きな差はないと思いますが、検査項目や手術費用、夜間費用などは病院によって違いますので相談してみましょう!
術後のケア
術後のケアと今後歯の状態を保っていくにはどうしたら良いのでしょうか?
実際に行っていたこと、継続して行っていることを書いていきます。
術後のケア
歯ブラシは×
・1週間、病院から処方された薬を飲ませる(炎症止めなど)
・1週間後に受診し、歯茎の状態を診てもらう
状態を保つにはどうしたらいいの?
せっかく綺麗にしたお口。このまま維持したいですよね。
どのようにケアしているかご紹介します。
・歯茎のマッサージをする
・お水を多く飲ませる
・歯磨きガムやおもちゃで奥の歯をケア
以上のことを心がけるようにしています。
詳しい事は別の記事にも書いていますので覗いてみてくださいね。
愛犬の歯の健康は本当に大事です。
しっかりした歯磨きを毎日欠かさないようにしましょう。
PMS、偏頭痛、ヘルニア…さまざまな不調と戦いながらシングル子育てに奮闘。
妊娠発覚までテレビ業界で月400時間労働→発覚後定時部署に移動→出産後強制退社→ITとコンビニの仕事掛け持ちで生計立てる。
神経質なくせに超ズボラという性格の持ち主★洋服のタグは紙はちぎって他はつけっぱなし。
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